品質管理012~QCD活動~
この部品だけど、取引先から5%の値下げしてほしいと言われたよ。
社長!大丈夫。この部品の検査は最近、調子が良くて、不良がずっとゼロなんです。検査工程を無くせば、5%の値下げなんか余裕っす。
おいおい。ぜんぜん大丈夫で...
品質管理011 ~精密測定温度~
過去、私は精密測定をするには20℃±2℃でなければならないと言われ、どんな測定でも20℃環境の測定室で測定をさせられた記憶があります。そのため、測定温度環境に関して、なんとなく20℃でなければならないという間違った理解が蔓延しています。20℃である必要はないのですが、精密測定をする際に注意しなければならないのは「基点ゲージと測定物が同じ温度であるか?」です。
品質管理010 ~スキルマップ(力量管理)~
スキルマップの中にこのスキル強化計画を追加すれば、現時点でのスキル確認とスキル強化計画を同時に把握することができます。つまり、スキルの現在と未来を表したものがスキルマップのあるべき姿なのです。
品質管理009 ~重大事故(クレーム)を発生させない予防策~
ヒヤリハットが続くと数件の接触事故が発生し、さらにこの接触事故が続くと、重大な死亡事故に至るといった感じです。そのため、このヒヤリハットを少なくすることが重大な事故、ものづくりで言うところの重大不良(クレーム)を防止する唯一であり、確実な方法なのです。
品質管理008 ~原因と現象~
ものつくりをすると避けては通れないものが不良品です。不良品はゼロになるのが望ましいが現実的には難しいですね。またその不良品が工程内で発見されず、流出すると市場クレームとなり、不必要な手間やお金が必要となります。この不良品を削減することこそ...
品質管理007 ~工程能力②【Cpk】~
規格幅を6σ(シグマ)で割ることで求めることができるCpだけで工程能力が「ある」「ない」を判断することは十分ではありません。Cpkでなければ規格の偏りを含めて評価していないのです。
品質管理006 ~工程能力➀【Cp】~
工程能力(Cp)とは規格幅に対するバラツキ具合を数値で判断できる計算手法である。Cpを計算することで少ない個数のデータから、おおよそのばらつきを知り、何%が規格内であるかを予測できる。標準偏差は平均値とのバラツキ具合を数値化したもの
Cp=1.00では99.7%、Cp=1.33では99.994%が規格内である。
品質管理005 ~マトリックス図法 (意思決定を俯瞰して判断しよう)~
マトリックス図法とは行列のことであり、行列の公差する部分に結果、事実を記載することで、客観的に意思決定がしやすくなる手法を言います。
品質管理004 ~タスク管理 仕事の優先順位を決めよう~
重要性と緊急性の2軸で管理はだめ!! この方法では経験上、どんな仕事でも重要性が低いもの、緊急度の低いものでも時間経過とともに、重要性、緊急性が高くなり、第一優先でやるべきタスクになってしまいます。そのため、現状のタスクを分類しているだけで、タスクそのものを分類してはなく、結局やらなければならない仕事であることに変わりはないので、仕事の絶対量は同じで、ただの先送りでしかないんです。では、どのようにタスクを分類すればよいかは「効果」「難しさ」の2軸で考えるとわかりやすいです
品質管理003 ~5S 整理整頓を実行、継続するためのやるべきこと3選~
前回の記事では5S、特に2S(整理、整頓)とは何か?行うことで得られるメリットについて述べました。大きなメリットがある事を理解しているにもかかわらず、なかなか実行できない、続けることができない。自分自身でもできないし、会社、チーム全体で...